「無垢の木」を知る、そして選ぶ。(前編)
- 2021.04 |
今回は、「無垢の木」について、前編・後編でお話させていただきます。
自然木材だからこそのメリットとデメリットを知っていただき、
「ご家族みんなが納得のいく選択をしてほしい」と思います!
では、前編、お付き合いください。
「無垢の床には憧れるけど、キズが付きやすいって聞いたので普通のフローリングの方がいいのかなって思っているんです」
というお話を度々打ち合わせの時に耳にします。
「無垢の床=キズが付きやすい」「フローリング=キズが付きにくい」と思われている、
ということですが…
たとえフローリングでも、物を落とせばへこむものですし、
普通に生活していればキズは当り前のように入るものです。
またフローリングの多くは表面にシートを張ってあるもの。
もし何かを落としてへこんだ場合、表面とは全く違う素材が見えてきたりと、
そこだけが余計に目立ってしまうことになります。
では無垢の床のほうが絶対に良いのか?
と言われれば、無垢の床にももちろんデメリットはあるので、
必ずしも良いとは言い切れなかったりします。
例えば、パインやヒノキなどは比較的安価で手に入りますが、
オークやウォールナットとなればコストが大きく跳ね上がります。
材料のグレードや木の種類によって多少異なることがあります。
夏の湿気が多い時期には膨張し、冬の乾燥した時期には収縮するのが無垢の木。
パインや杉、ヒノキ等は柔らかい木質なのでへこみやキズが付きやすいですが、
オークやウォールナット等は硬いのでそれらは付きにくい。
しかし、フローリングと比べると、無垢の床の方がキズがわかりにくかったりします。
今回は、このあたりで… 後編につづく!
来週後編を更新予定です。
ぜひ最後までお付き合いください!